ReactやVue・TypeScriptのプロジェクトなど、JavaScriptを用いたプロジェクトの場合、
npm
かyarn
を用いてライブラリを管理するのが一般的です。
npm
(package-lock.json)で始めたプロジェクトで依存関係を保ったままyarn
(yarn.lock)に移行する方法をご紹介します。
検証した環境
1 | yarn | 1.22.19 |
package-lock.jsonからyarn.lockに移行する
結論から書きますと yarn import
というコマンドを利用します!
$ yarn import
yarn import v1.22.19
info found npm package-lock.json, converting to yarn.lock
・・・
実行後はyarn.lock
が作成されています!
This command assists the migration of projects currently relying on package-lock.json, minimizing the differences between the lockfile and the existing dependency tree as best as it can.
[翻訳] このコマンドは、現在 package-lock.json に依存しているプロジェクトの移行を支援し、ロックファイルと既存の依存関係ツリーとの間の差異を可能な限り少なくするものです。
注意点
いくつか気をつけると良さそうな点があって、
- 上の翻訳に記載されている通り「ロックファイルと既存の依存関係ツリーとの間の差異を可能な限り少なくするもの」と100%の移行と言い切っていない
- package-lock.jsonは自動的に削除されない (削除とコミット忘れ注意)
- npm-scripts内で
npm run build
のように利用していないかを確認 - READMEの更新、チームへの周知
といったものがあります。
そのため、
動作確認やコミット忘れ、共有・周知を忘れないようにすると良さそうです。