Nuxt(SSR)のプロジェクトをVercelにデプロイしBasic認証をかける

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Nuxt(SSR)のプロジェクトをVercelにデプロイしBasic認証をかける

個人開発のNuxt.jsのプロジェクト(SSR)をVercelにデプロイする事にしました。


でも、個人開発で特に公開する予定もないためベーシック認証をかけたい 🤔



Vercelでベーシック認証をかける場合は、 VercelのServerless Functionsを用いる方法の記事が多いです。


ですが、Nuxt(SSR) x Vercel の場合nuxt-basic-auth-moduleを使う事でベーシック認証をかける事が出来ます

検証した環境

1 nuxt 2.14.12
2 nuxt-basic-auth-module 1.3.3

前準備

Nuxt.jsのプロジェクトを作成します

Nuxt.jsのプロジェクトを作成します

$ yarn create nuxt-app nuxt-vercel-basic-auth-sample

Nuxtのプロジェクト作成時の質疑応答は以下のようにしました。

TypeScriptは選びつつ他は最小限、のイメージです。

create-nuxt-app v3.5.2
✨  Generating Nuxt.js project in nuxt-vercel-basic-auth-sample
? Project name: nuxt-vercel-basic-auth-sample
? Programming language: TypeScript
? Package manager: Yarn
? UI framework: None
? Nuxt.js modules: (Press <space> to select, <a> to toggle all, <i> to invert selection)
? Linting tools: (Press <space> to select, <a> to toggle all, <i> to invert selection)
? Testing framework: None
? Rendering mode: Universal (SSR / SSG)
? Deployment target: Server (Node.js hosting)
? Development tools: (Press <space> to select, <a> to toggle all, <i> to invert selection)
? What is your GitHub username? yuki-takara
? Version control system: Git

🎉  Successfully created project nuxt-vercel-basic-auth-sample


この状態でyarn run devを実行すると

Nuxtでローカル開発環境が起動出来るようになった

Nuxtでの開発環境が実行出来るようになりました!



Vercelにデプロイするための設定をする

まずVercelにデプロイするための設定をします、手順は公式のページを参考に

Deploy Nuxt with Vercel - NuxtJS



まず念のためにnoindexを設定しておきます。


nuxt.config.jshead.meta

{ hid: "robots", name: "robots", content: "noindex" }を設定します

nuxt.config.js
export default {
  head: {
    meta: [
      { charset: 'utf-8' },
      { name: 'viewport', content: 'width=device-width, initial-scale=1' },
      { hid: 'description', name: 'description', content: '' },
      { hid: "robots", name: "robots", content: "noindex" }  //この行を追加
    ],
  ・・・


vercelにNuxtをデプロイするために必要なパッケージ@nuxtjs/vercel-builderを追加します

$ yarn add -D @nuxtjs/vercel-builder


最後にvercel.jsonを追加します

vercel.json
{
  "builds": [
    {
      "src": "nuxt.config.js",
      "use": "@nuxtjs/vercel-builder",
      "config": {}
    }
  ]
}


Vercelにデプロイする

Vercelでプロジェクトをimportします

Nuxtでローカル開発環境が起動出来るようになった


プロジェクトをimportする際の設定はデフォルトで問題ありません

これで「Deploy」ボタンを押下すると、

Nuxtでローカル開発環境が起動出来るようになった


VercelでDeployが完了!

Vercelへのデプロイが成功しました!

ベーシック認証をかける

ベーシック認証はNuxt向けのモジュールnuxt-basic-auth-moduleを使用します

$ yarn add nuxt-basic-auth-module


nuxt.config.jsにモジュールの設定を追加します

nuxt.config.js
export default {
  modules: ['nuxt-basic-auth-module'],
  basic: {
    name: 'admin',
    pass: 'admin',
    enabled: true
  },
}


これでデプロイすると、

ベーシック認証をかけつつVercelにデプロイする事が出来ました!



ベーシック認証の設定を拡張する

この状態だと開発時にもベーシック認証がかかってしまいます。

また、ベーシック認証のユーザ名/パスワードを変更する際に毎回コード上で変更、pushする必要が出てきます。


Vercelに環境変数を設定する

設定する値は3つ

  • ベーシック認証のユーザ名・・ NAME
  • ベーシック認証のパスワード・・PASSWORD
  • ベーシック認証の有効/無効・・BASIC_ENABLED
Vercelに環境変数を設定する

nuxt.configの設定を変更する

nuxt.config.js内のベーシック認証の設定で環境変数を読み込むように変更します

nuxt.config.js
export default {
  basic: {
    name: process.env.NAME || 'admin',
    pass: process.env.PASSWORD || 'admin',
    enabled: process.env.BASIC_ENABLED === 'true'
  },
}

これでローカル環境ではベーシック認証がかからず、 Vercel上ではユーザ名:admin、パスワード:passwordでベーシック認証が通るようになります!

プロフィール画像
Yuki Takara
都内でフリーランスのエンジニアをやってます。フロントとアプリ開発メインに幅広くやってます。